EO『ひきつりながら読む精神世界』

歴史の闇に埋もれてしまう可能性もあったEO(1958-2017)の文書が、「まんだらけ」古川社長の英断により著作集として刊行されることになった。悟りやノンデュアリティと呼ばれるテーマに限定すれば、EO以上に優れた手記を残した覚者は、私が知る限りでは他にいない。が、EOの言葉には本当に禁書扱いにされかねないほどの破壊性があり、心を殺される覚悟で読むかどうかは各自の判断に委ねられる。本書はシリーズの中では一番マイルドな内容で、最初に読むのに適当であると思うが、強いてお勧めはできない。

  • EO『ひきつりながら読む精神世界』まんだらけ出版部、2019年

※EO師の作品の中でとりわけ重要と思われるのは『反逆の宇宙』と『虚無の微笑』である。心理学を学んでいるなら、『小さなブッダの大きなお世話』所収の「死心伝」もよい。