自由

私たちは自由や解放という言葉が大好きです。文字通り何かから解き放たれたように感じるからです。これはつまり、過去数千年の人類の歴史が隷属と束縛の繰り返しであったためにそう感じるのですね。今や同じことを繰り返す必要はもうありません。お気付きの通り、私たちにも出来ることはあるのです。もう無知なフリをするのは止めなければなりません。

私たちには、自由意志というものが与えられています。私たちが何を考えるのかは完全に自由であり、どのように行動するかも基本的には自由です。「カルマと遺伝的制約」でお話ししました通り、人間としての制限は色々ありますが。私たちは自分一人で何でも創造できる力を与えられており、これはものすごい贈り物です。ところが私たちは、お互いの創造性を比べ始め、競争が生まれました。どちらがより美しいか。どちらがより良いか。どちらがより力強いか。その比較によって階層構造(上下の観念)と権力闘争が生まれ、支配とコントロール、隷属と束縛が信じられるようになってしまったのです。これは人間がまだ創造されておらず、私たちが天使であった頃に既に始まっていたことです。

私たちはお互いに、役割を交代しながら制限という名のゲームをプレーしているかのようなものです。あるときは加害者になり、別のときは被害者になります。制限のゲームの原動力となっているものは「恐怖」です。このゲームの中では加害者も被害者も等しく恐怖に基づいて行動しているのです。恐怖の中にいるとき、私たちは自らの才能や創造性を発揮することが決して出来ません。恐怖は力を奪うのです。様々なメディアや教育によって恐怖という破壊的な思考がばらまかれ続ければ、決して平和が訪れることはないでしょう。私たちは容易に有毒な情報を信じてしまうので、それによって恐怖が生まれ、お互いに対する不信に基づいた難しい社会を作り上げてしまいました。

私は愛のゲームをプレーしたいと思っています。正しい情報や知識は人間に力を与えます。一人一人が力を取り戻し、大衆が力を取り戻した社会では、戦争が起きることはありません。ですから「愛の星 友の会」は、みなさんに知識を提供する場でありたいと願っています。これは決して新しい知識ではないので、みなさんの内側に既に存在している知識を活性化させたいのです。あなたは既に知っています。誰かに「助けてあげる」と言うのは時には大切なことですが、「あなたにも出来る」と言い、そのやり方を教えることがより本質的な愛の行為なのではないかと私は考えています。

私は知識を崇拝しています。知識こそが、私たちを痛みと苦しみの泥沼から救い出してくれるものだからです。あなたの知識が届く範囲が、あなたの現実の境界であり、あなたの信じていること(信念)が現実を構築する素材です。あなたの信じていることが、どんなことを信じているのであれ、あなたの物質的な現実を作り出すのです。これは量子物理学で科学的に説明されつつあるところです。自分の信念が現実の性質を作り上げているのを実感できたとき、あなたは叫ぶでしょう、「分かった!」と。そして自分の現実を変えるには信念を変えれば良いという結論に辿り着くことでしょう。これが最大の鍵です。実際には「知る」というのはこのことであり、「愛の星 友の会」ではあの手この手を使って自分の意志で現実を変化させられることを体験したいわけです。

さて自由と責任は切り離すことができず、常にセットになっています。自由の名の下で、好き勝手なことをやり、責任は誰か他の人に取ってもらうようなことは良いはずがありません。若い人たちの間では、自由の概念は大抵誤解されており、何でも好きなことをして良いという風に信じられています。若い人たちは、自分で責任を取ることを許されてもいないのですから当然のことです。でももしあなたが若いなら、自ら進んで自分の行動に責任を持つようにし(決して他人の行動の責任を取ろうとしないでください)、自分で責任を取れないような未来の可能性については諦めなければいけません。若いときはとにかく未来に色々な可能性があるように感じるものですが、意外にも、自らの責任の範囲内で未来の可能性を選択することが、あなたの才能を完全に開花させる道なのです。なぜなら「自分の為したことの結果は必ず自分に返って来る」のが宇宙の法則なので、あなたの向こう見ずな行動の結果があなたに返って来ると、あなたは状況のコントロールを失ってしまうからです。

意識の拡大という名目でアルコールや麻薬を摂取する人たちもいますが、これはお勧めできません。まったく役に立たないとは言えないのかも知れませんが、これらの物質は脳を破壊してしまうので、代償はあまりにも大きいと言えます。それよりも自然の薬草や新鮮な水や果物の方がずっと役に立つでしょう。

解放とは人類の負の遺産と言える恐怖の歴史の悪循環を断ち切り、創造性と力を取り戻すことによって愛と喜びを表現し、遺伝子を浄化することです。どういうことかと言うと、あなたが力を取り戻し、もはや恐怖に屈しなくなれば、実際にあなたの遺伝子に変化が刻まれるのです。真の人間性を高め、良識を基盤とする社会を築くことが私たちの目標です。かつては不可能だと思われていたことに、多くの人が目覚めたことによって実現への可能性が開けて来ました。

人種や性別についての子供染みた差別をするのは止めなければいけません。私たちが神の子であるとしたら、そのような態度は私たちにふさわしくありません。私自身、一人の同性愛者として言いますが、同性愛は悪習ではありません。ごく一部の人たちの極端な行動が目立ってしまっただけのことで、多くは誤解です。私たちは生得の権利によって誰かを愛するだけのことです。人を愛してはいけないと誰が言うべきでしょうか? すでに幾つかの国で実現しているように、日本でも同性間の結婚が認められるような制度にする必要があります。そして女性を差別するような社会制度は徹底的に見直す必要があります。女性も等しく力を持っており、男性優位の社会に正当性はまったくありません。女性の解放こそ、この時代における世界の最も大きな課題の一つです。

Email : midrashim@ainohoshi.fr

精神世界