上手に気持ちの切り換えが出来るようになったら、精神世界において大事な技術が身に付いたと言って差し支えないでしょう。難しい話は抜きにして、常に爽快かつ気楽な気持ちでいられたらとても素晴らしいと思います。スピリチュアルを仕事にしている人でも、もし人生がどん詰まった場合には暗い気持ちになる、というのが正直なところではないでしょうか。一つには、視野が狭くなるほど気持ちの切り換えがしづらくなるというのが事実であります。ただでさえ狭いスピリチュアル業界の中で、しかも特定の分野にこだわっていたら、そこに解決策を見出せなければ人生終わりになってしまいます。逆に、視野が広がれば広がるほど気持ちを切り換え易くなるんであります。もちろん、人のあんまりいない自然の良い所へ旅行したりするのもいい方法です。もう一つ、自分が全然知らない業界の人に触れるというのが有効です。ただ闇雲に触れるということじゃなくて、どんな業界にも必ず、人として向上しよう、成長しようという気概を持って仕事をしている人がいます。ほとんどの場合、その業界で一流と呼ばれていると思います。そういう人の話は勉強になるし、与えられた環境の中でベストを尽くすという共通点が見えて来ると思います。広く浅く幅広い知識を身に付けるのは大事なことです。それも百科事典みたいにいろんなことを暗記してるという風ではなくて、実地に触れて経験して行くことが必要です。そして知ったことをすべて生かす方向に持って行かなければ意味がありません。いろんな知識があればあるほど、いろんな人の気持ちを理解できることになり、そうなって初めて「生きた知識」になるのです。スピリチュアル業界で仕事をする人にとって大切な姿勢だと思います。