感性

失礼な言い方になってしまうんですが、その中に自分も入っているということで敢えて言いますと、精神世界に関わっているのは良くも悪くも独特な感性を持った人が多いという印象があります。で、この感性というのが実に曲者であって、自分の感性にピンと来るものというのは、ニューエイジで意識レベルと呼ばれるものが実在するとすれば、自分のレベルにピッタリ合っているものだということです。もうちょっとあいのほし流に言えば、自分の信じる世界に合致する教えを好きになるということです。だから精神世界には自分の教えとか自分の信じる教えが一番だとか究極だと思う人がこんなにも多いわけです。全然ピンと来ない教えだけど勉強してみようとか、上には上がいるんだから、今の自分には知覚も想像も出来ない世界がどこかにあると仮定してみようと思う人の数は少ないと思います。いい教えに出会うためには自分が成長する必要がありますが、成長するって簡単じゃないと思うんです。私が観察する限りでは、心が成長するためには否でも応でも人と関わって自分を磨かなくてはならず、瞑想ばっかりしてりゃいいってもんじゃありません。私の言うことを信じる必要はまったくありませんが、人と関わらずに済む抜け道を指し示すような教えに出会ったら、実際その道に進んだ人たちがどうなっているかをよく観察してみることをおすすめします。